2026:渡航
旅のしおり
フランスへの渡航について、ワクチンやその他の推奨事項を含めてご自分が出発地とする国・地域のガイダンスを必ず確認してください。
| 時間帯 | UTC+1 (冬季時間) UTC+2 (夏季時間) |
|---|---|
| 通貨 | Euro (EUR) 直近の為替相場は為替換算機 converter をチェックしましょう) |
| 車両の進行方向 | 右側通行 |
| 国際電話の国番号 | +33 |
| 多数派の宗教 | キリスト教 |
| 電力電圧 | 230/380V、50Hzで、ソケットはタイプCおよびE |
| 緊急通報先 | 112 |
| 大手通信会社 | オランジュ(Orange)、SFR、Free、ブイグテレコム(Bouygues Télécom)、ヴァージン・モバイル(Virgin Mobile) |
ビザ申請は必要?
フランスの入国ビザが必要かどうか確認するには、フランスビザのウェブサイトをご確認ください。ビザの相談ボットに人物像(プロフィール)、滞在期間や場所、渡航の必要書類について各種質問を案内してくれます。渡航の目的を尋ねられたら、正解は観光すなわち「Tourism」。ビザ申請が必要な場合には、必要書類を詳しくまとめたリストのほか、どのような手続きが必要か、情報をもらえます。
EEA 諸国ならびにスイスの住民であれば、ビザなしでシェンゲン地域を出入りでき、最長90日間以内の滞在の条件は、有効な身分証明書もしくはパスポートを携行することです。
パリ到着の交通手段は?
それぞれの空港
到着空港は3ヵ所あり、それぞれパリ市街との距離が異なります。パリ・シャルルドゴール空港(ロワジーCDG)は、設備が最大。市街地の北東にあり、パリ市内への移動経路は次のとおり。
- RER B:乗車時間50分、乗車料は€14
- タクシー利用:渋滞に左右され35分から65分、乗車料:€56 - €65
パリ=オルリー空港(ORY)到着便ならパリ市街の南にあり、市内にはいちばん近い空港です。パリ市内への移動も便利:
- メトロ14号線:(おすすめのルート)移動時間は30分、乗車料:€14
- オリヴァル Orlyval 改め RER(通勤電車):所要時間40分、乗車料:€14
- タクシー利用:所要時間25 - 35 分、乗車料:€36 - €45
ほかにも パリ・ボーヴェ空港 Paris-Beauvais があり、パリ市内から北へ 85 kmと、もっとも遠くにあります。この空港を利用する航空券はいっぱんに安めでも、パリ都心への行き帰りは距離が長いし、その分、他の空港よりも移動コストが高くつきます。
- 空港からシャトルバス、Porte Maillot(ポルト・マイヨ)駅でメトロ1号線に乗り換え。シャトルバス区間の移動時間は1時間15分、乗車料:€18。
列車とバス

パリ市への移動には鉄道も便利です。市内の複数の駅から、フランス国内やヨーロッパ各地を結びます。こちらの地図ご参照。
ヨーロッパ各地の都市からパリへ向かう遠距離列車のタイプ別:
- Eurostar(ユーロスター):ロンドン、ブリュッセル、アムステルダム、ケルン > ガル・デュノール(パリ北駅)。
- TGV & ICE:ドイツ(フランクフルト、ミュンヘン)> パリ東駅
- TGV リリア:スイス(ジュネーブ、チューリッヒ、ローザンヌ)> ライオン駅
- TGV SNCF:フランス、スペイン間(バルセロナ駅)> ガレデリヨン駅またはガレド・モンパルナス駅
最後になりましたが、バス旅行でパリを目指す人は、よく利用されるバス停は「ベルシー橋・セーヌ川」(Bercy-Seine)です。パリ東部にあり、最寄りのメトロ駅はガレデリヨン駅(Gare de Lyon)で、6号線と14号線が乗り入れています。
パリ市内の移動と道順

パリの道案内でおすすめのアプリは2つ。
- Citymapper(シティマッパー): 対応言語:フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語、胃あり顎、ポルトガル語、中国語。
- Ile-de-France Mobilités(IDFM=イルドフランス・モビリテ):対応言語:フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語。
メトロ、RER(通勤列車)、バス、路面電車
乗車券を買うには:

乗車券の購入には、スマートフォンまたは交通カードのナヴィゴー・イージー(Navigo Easy)が必要です。乗車券アプリのボンジュール「Bonjour RATP」なら、デジタルチケットが購入できます。お持ちのスマートフォンがNFC機能対応なら有効にして、直接、アプリで乗車券の購入と認証をしましょう。アプリの言語はフランス語と英語に対応。また、駅の切符売り場または発券端末で先ほどのナヴィゴー・イージーのカード版「Pass Navigo Easy」を購入できます。これはチャージ式カードです。紙の乗車券は、地下鉄とRERでは利用できなくなりました。
乗車券の代金:
- メトロとRER:片道€2.55
- バスと路面電車(トラム):片道€2.05
- カード代金:€2.00を払い、チケット代金をチャージ
- 興味深いです。ナヴィゴー・ウィークリーパス(Navigo Weekly Pass=週パス)は頒価€32.40で、月曜日から次の日曜日まで有効。その期間内に片道の移動が合計12回を超えるなら、お買い得です。
パリでは移動能力に制限のある人にとって、どこへでもいつでも自由に移動できるかどうかは保証されていません。地下鉄路線、特に古い路線は階段しかなくてバリアフリーではありません。現在、乗り降りが100%バリアフリーなのは14番線のみです。バスなら、理論上はランプ(乗降板)で利用できるはずなのに、ときどき器具を載せていない車両に出くわします。
自転車、バイク

パリ市内は専用道やレンタルが整っていて、自転車で街を移動できます。「ヴェリブ・アプリをダウンロードするだけで、パリ市が提供する自転車貸出システム(Vélib' Métropole)を利用可能。 料金は以下のとおり。
- 45分券:€3
- 24時間パス:標準=€5、電動=€10
- 3日間パス:€20
Dott や Lime などのアプリでもレンタル自転車を借りることができます。ご注意点として、パリ市内では以前のような電動バイクのレンタル業は廃止されており、自前の車体なら走行可能です。
タクシーと類似サービス
パリのタクシーと私設配車サービスの違い
- タクシーの利用には、G7アプリをダウンロードします。行き先までの料金は事前には分からなくても、乗車料は規制で決まっています。
- 配車サービス用アプリなら、Uber、Bolt、Heetchなどいくつかあります。依頼する前に、行き先ごとの利用料金を調べることができるとはいえ、混み具合や時間帯によって料金は変動します。
宿泊先

宿泊するなら、パリ市の北東部を推奨します。また宿泊施設を選ぶなら、地下鉄ja:パリメトロ7号線7号線沿いで駅に近いところを探してください。この路線近辺に限定するべきです。
ウィキマニアの会期が近づいたら、こちらのインタラクティブ地図を利用してお得な宿泊先を見つけましょう。もちろん民泊(Airbnb)もユースホステルもあります。宿泊料金を支払う時には、旅行者税として1名1泊あたり€1 - €10を加算されます。
健康と安全
緊急連絡番号
以下にフランスの緊急連絡番号を一覧にします。フランスの固定電話、海外のSIMカードを入れたスマートフォン、あるいは通話プランを未契約でも通話はできます。
- 112(全般):これはヨーロッパ共通の緊急連絡番号で(European emergency number)、フランス語の会話ができない人に対応します。
- 15(SAMU):救命救急が切迫しているとき
- 17(警察)
- 18(消防署)
- 114(聾唖者、難聴者のほか声を出せない状況の場合)
薬局と薬剤
フランスでは、薬を売っているのはスーパーマーケットではなく薬局限定です。特定の薬剤は、医師の処方箋がないと購入できません。薬局に出向く前に、インターネットで薬局の営業時間を確認しましょう。夜間や日曜も営業する薬局を探すには、こちらのウェブサイトを利用。
旅行に薬を携行する場合、なかでも深刻な病状に対応する薬剤、あるいは麻薬扱いされる薬剤(Ritalin あるいは Concerta)を持ってくるなら、処方箋を忘れずに荷物に入れることと、可能であれば主治医に説明の手紙を書いてもらってください。これらの書類は空港の入国・通関手続きで、見せるように求められた場合に備えておくためです。
旅行健康保険
フランス旅行前に、旅行者健康保険に加入しておくよう推奨されます。EUまたはEEA域内から訪問する人なら、ヨーロッパ健康保険カード(EHIC)を取り寄せてご持参ください。無料ですが、申し込みは必ず出発の数週間前には済ませてください。カードの見た目ははこんな感じ。
他の訪問者の皆さんには、個人旅行保険に入っておく夏におすすめします。契約することが推奨されます。ご留意点として、シェンゲンビザをもらうには最低保障の旅行保険の契約証明書が必要条件です。
スリや置き引き、荷物をなくしたとき
盗難を避けるには、高価な品物はバッグの外ポケットや、ズボンの尻ポケットに入れないことです。スリや置き引きの被害は、公共交通機関やパリ都心の観光地では珍しくありません。
荷物を紛失したり盗まれた場合は、警察署の遺失物事務所や、地下鉄の乗車券売り場へ行って届け出るか、警察署に被害届を出すようおすすめします。
電話網と電子機器
電話網

SIMカードを入手する:
- フランス地域に対応した、プラスチックの通話カードがあり、手に入れるならオンラインのほかタバコ販売店または電話事業者(例:オランジュ、フリー)の店頭で直接、買えます。どれが最適か、販売員に相談しましょう。
- あるいはまた、フランス到着前に購入できる携帯電話プランを提供するアプリもたくさんあります(例:Airalo、Holafly)。それでも購入前には、お使いの携帯電話がe-SIM対応かどうか確認しておきましょう。
ローミング:EUならびにEEAの住民なら、通話やテキストメッセージは一般に出身地と同じ無制限が適用され、新しい通話プランを購入する必要はありません。ただし管理会社は通常、国外で利用できるデータ量に制限をかけており、利用できるデータ量にはご注意ください。旅行先で使えるデータ量は何GBなのか、出発前に確認をお忘れなく。
国際電話番号(+33):外国からフランス国内の電話番号にかけるには、最初の数字「0」を「+33」に置き換えます。
電気製品

- タイプ-Eのプラグ。
- コンセントはタイプC併用型もあり(ヨーロッパ普及型)。
- スーパーマーケットでアダプターを売っているところが多いとは言え、アダプターは持参するほうが賢明です!
- 電流と電圧:230V、50Hz。
- 電化製品の電流が、230V あるいは 110/230V に適合するか要チェック。
飲食物
フランスでは、水道水はほぼどこでも飲用に向いています。飲めない水質の場合は、はっきりと表示されます。例えば電車のトイレの洗面台の蛇口から出る水は飲めないので、表示があります。パリ市内の街頭には、複数の場所に公共の水飲み場を設けてあります。こちらのをご参照ください。

菜食主義やビーガンなら、選択肢として楽なほうです。専門店やスーパーマーケット、レストランが多くて選べる幅があります。HapoyCow(ハッピーカウ)アプリをダウンロードしてオプションを指定すると、見つけやすいです。
ハラール食(halal)はスーパーマーケットやレストランでも提供しているところがあります。その情報は通常、レストランのウェブサイトや店頭に示してあります。ハラールを選びたいなら、18区と11区がいちばん適しています。同様に、ユダヤ系のコシャー食(kosher)なら探しやすいのは4区と19区。
夏の気候

例年、7月はかなり暑い時期で、来年の気温は昼間25°C(華氏77°)です。しかしながら、最近は熱波の影響で連日、最高気温が摂氏40度(華氏104度)にも達しました。
ウィキマニアの会期中、そのような酷暑が訪れないように願ってはいますが、高温に備えた準備は整えておくと賢明でしょう。パリのインフラはかなり古く、高性能のエアコンがない建物もたくさんあります。
涼しく過ごすには
よいお知らせがあり、ウィキマニア2026のメイン会場は、直近の熱波の時期にも、エアコンになんら問題がありませんでした。カンファレンスの各部屋の廊下には冷水機を多めに用意してもらうそうです。加えて、ウィキマニアの会場参加者の皆さん全員に、繰り返し使える飲水用のボトルと紙製の扇子を支給する計画です。

パリの暑さ対策のヒントをいくつか紹介します。
- 色が淡色で体を締め付けない服を揃えて、昼間の陽光を浴びても汗が乾きやすく体温を下げるようにします。
- 帽子かキャップをかぶること。日差しをさえぎるには、つばの広い帽子が適しています。
- サングラスをかけて目を守りましょう。
- 日焼け止め(サンスクリーン)を肌に塗り紫外線予防値(SPF)は30以上を選ぶこと。
- 傘をお忘れなく。雷雨が降りやすいことと、天気予報は当たり外れがあります。
- 真水を詰めたスプレーを吹きつけ扇子などで風邪を送るとクーンダウンに役立ちます。
- 荷物には着替えを多めに持参して、ふだんより大汗をかいても着替えられるようにします。
- 高温の時間帯にはアウトドアで運動しないように心がけ、街を散策するときも、常に日陰を選んで移動したり立ち止まったりすること。
- 飲むアルコールの量はなるべく減らして、脱水症のリスクを上げないようにします。
- 周りの人にも目配りを 。もしも近くの人が具合悪そうにしていたり、困っている様子に気づいたら足を止めて、手を貸したほうが良いかどうか、確かめてみましょう。

市内の公共交通機関は、換気やエアコンの面でかなりの落差があります。
- エアコンを装備した経路の目印は、乗り換えアプリのボンジュールRATP 検索 Bonjour RATP search あるいはシティーマッパー City Mapper app なら(雪の結晶の形の)❄️ マークが付いているし、フレショーマップ Fraichou map にはどの路線がもっとも涼しいか表示されます。
- 路面電車は全車両がエアコン装備である反面、メトロ(地下鉄)やバス路線は一律ではありません。

締めくくりに、体温をうまく調節できるようにするには、よく水を飲んで水分を十分に確保してください。
- 一日中、時間を決めて 水を飲み、回数を増やして少量ずつ口に運びます。ちょくちょく飲む理由とは、喉がかわいたと感じたときは、実はすでに脱水状態が始まっているからです。さらに覚えておきたい点として、医療を受けている、または薬を服用中には、喉がかわいたという感覚も左右されがちです。
- 無料の飲料水詰め替え所はパリ市内のあちこちに開設してあります。合計1,200地点を網羅した オー・デ・パリ・マップEau de Paris map は要チェック……、またパリにはどんなタイプの飲泉所 drinking fountains があるか、 詳しい情報に目を通しておきます(オープンストリートマップ OpenStreetMap と Google マップにも表示あり!)
支払い
店舗やスーパーマーケット、レストランでは通常、クレジットカードなら非接触でも接触でも決済ができます。 少額の代金なら(~ €100)、紙幣や貨幣(pièces)でも支払えます。個人小切手はほぼ受け取ってもらえなくなってきました(セキュリティ確保のため)。
ATM(現金受け払い機)には必ず手数料を取られると思ってください。取引銀行の説明を事前に確かめておきましょう。
チップは必須ではないとはいえ、相手に喜ばれます。
パリでして良いこと、ダメなこと

常に右側通行を心がけ、車道でも歩道でも、地下鉄の通路でもエスカレーターなど、常に右側を通ります。
公共の場、特に電車やレストラン店内など狭い場所では、大きな声や音を出さないようにします。
地下鉄が混んでいるときは、降車する人を待って乗車してください。また乗車したらドア前を塞いではいけません。また、停車駅ではたとえご自分が降りる駅でなくても、いったん車内からホームに出て降車する人たちの流れを避けてから、もう一度、車内に戻ってください。
レストランで確実に食事をしたい場合は、フランス流の食事時間に合わせましょう。一般にランチは午後12 時–2時、夕食は午後7時–10時。
ヒント集
自転車ロードレースのツール・ド・フランス会期中の交通規制
7月26日(日曜)はツール・ド・フランスとちょうど重なって、シャンゼリゼ大通りはファイナル・ステージのルートになります。大きな競技会であり、大規模な交通規制がしかれる上、公共交通のダイヤも大幅な変更が見込まれます。
公共交通
メトロは移動時間が長くなること、複数の駅が前もって閉鎖されることを見越しておきましょう。通常、影響は次の駅にまともに及びます。
| チュイルリー | Tuileries |
| コンコルド | Concorde |
| シャンゼリゼ - クレマンソー | Champs-Élysées - Clemenceau |
| フランクリン・D・ルーズベルト | Franklin D. Roosevelt |
| ジョルジュ5世 | George V |
| シャルル・ド・ゴール - エトワール | Charles de Gaulle - Étoile |
| モンマルトルの丘周辺の複数の駅(追加の予定) | |
| Several stations near the Montmartre Hill (to be specified) | |
道路の渋滞と駐車
自家用車で移動をしようとする人は、7月24日(金曜)以降、パリ市内の複数の道路は通行も駐車も禁止になります。
安全上の配慮:イベントの数日前に、管轄の警察署から正式な規制命令が発令される見込みです。発令され次第、これら情報を速やかにお知らせします。
道順と移動時間の見積もり(7月26日日曜)
プロトン(peloton)はモンマルトルの丘(Montmartre)近辺を通過し、ルピック通り(rue Lepic)の石畳の坂を駆け上がってサクレクール寺院の正面を駆け抜けます。大体の予測通行時間は以下の通り(peloton=自転車ロードレースの選手の集団):
| レースのステージ | 予測時間(現地時間) |
| 先頭集団、パリに入る | 5:30 PM |
| 先頭の選手がフィニッシュラインを通る | 5:50 PM |
| 先頭集団、モンマルトルの丘を通過(Butte Montmartre) | 6:30 PM |
| 最終組のゴールイン (シャンゼリゼ大通り Champs-Élysées) | 7:30 PM - 7:45 PM |