2023:発想
ウィキマニアに向けたポータル、発想とブレインストーミングはこちら
ウィキマニア2023 は2019年以来、久々に対面型のウィキマニアとして催します。バーチャルと現地会場との複合型開催(ハイブリッド)形式を採用、リモートで個人が参加したり、ローカルの地域の集まりをもサポートします。
このページでは、ウィキマニア2023に向けた発想を募集しており、具体的な実現可能なものも大胆な発想もお寄せください。加筆をお願いします!
公開プログラム
ウィキマニアでは、まだウィキメディアで活動していない人、参加したばかりの人と手を取り合うことが一つの課題です。ウィキマニア2023では、どんな公開プログラムを考えているでしょうか?
- シンガポールの公用4言語でウィキペディアの編集寺子屋を開く- 英語、マレー語/バハサマライ、中国語、タミル語。
- ウィキメディア・コモンズの写真展
- ポスター展示会場ではウィキペディアを解説、対象は編集初学者 - 例えば英語版ウィキペディアのウィキペディア空間 (:en:Wikipedia:WikipediaSpace)などです。写真をご参照ください。(訳注:当該のプロジェクトはGLAM組織との提携を視野に入れています。)
- "+1 ポスター展示、使用言語は任意。ポスターの掲載内容のあらましを翻訳してQRコードで参照するように手配できます。"
- 床面積を広く確保できたら、Wikipediaとウィキメディアのテーマや舞台装置、持ち道具を反映させて自撮りスタジオ(英語版)もしくは自撮り美術館(英語版)を作るなど、関心を寄せる皆さんがインスタグラムなどSNSへ投稿するきっかけにしてもらいます。一般市民や草の根の運動体から、ウィキペディアのコンテンツに関心を集めそうなアイデアには、以下のようなものがあります。
- ウィキマニア台湾2007年で飾ったような、地球儀パズルの大型の立体ロゴを展示する
- ウィキメディアの地球儀パズルの模型をガチャガチャに詰める(えーっと、新型コロナ流行期の健康対策で禁止かも)
- ウィキペディアの世界でホットな情報を表現したもの、英語版ウィキペディアやウィキメディア・コモンズの「井戸端」ページ※を具体的な模型にして自撮りができるようにするとか。同様に使えそうなページ(カッコ内はどのWP=ウィキペディアで採用しているか)。ウォータークーラー(ウィキニュース英語版)、ビストロ(フランス語版WP)、カフェ(スペイン語版WP)、タヴェルナ(カタルーニャ語版WP)、英語版ウィクショナリーのビアパーラーや技術系のグリースピット。(※:"village pump"。)
- Wikipediaでよく目にするフレーズをポップにして多言語で表現。要出典、大胆に、独自研究その他。
- ウィキペディアはヘンテコという ポップ(小さい手書き看板):鯨類、募集中(シャチのぬいぐるみも置く)
- かわいい同盟コーナーを作ってぬいぐるみだらけにする?
- ウィキメディアンの皆さんと遠足に行く先としてシンガポール植物園なら参加者がコモンズ用に植物の写真を撮ったり、撮影のすぐあとに室内で写真のアップロードをしたり、ウィキデータに展開したり複数の言語版のウィキペディアに載せたりします。それに、シンガポール在住のアマチュアカメラマンにも声をかけて一緒に参加してもらったら、コモンズへ投稿する方はあの講習ができます。植物なら著作権のゴタゴタはないし! あの植物園なら、きっとボランティアガイド制度があるはずで、この企画に興味を持ってくれるかもしれません。参加できたら、リーダーをやらせてもらいますよ。 —Giantflightlessbirds (talk) 22:47, 26 February 2023 (UTC)
公開プログラム
- ポスター発表をカンファレンスの要点と位置づける - 成功した先行例としてさまざまなプロジェクトをどんな社会的な場で見せるか、効果的に掲出する方法があります(通常はカクテルアワーや交流の時間に掲示します)。ポスター発表は英語が母語ではない発表者にも、1対1の会話でつながり、より協力的な環境でそれぞれのプロジェクトを発表する方法でもあります。 ポスター自体は会議の提出物の形にも、国・地域別協会に固有の形にもできます。(※=ポスター発表 Poster sessions)
- ポスター発表が手軽にできるようにテンプレート、例えば Google ドローイングなど提供する必要があります。
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Wikimania 2017
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Wikimania 2017
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Wikimania 2018
- ヘルスケア関連としてスウェーデン、モントリオール(カナダ)、イタリア、南アフリカの前例に近いもの。
- スウェーデンのときは持続可能な開発目標の主題(SDGs)があり、そのうちの一つは健康でした(目標3)。
- では、中立性※ ってどういう意味? これはウィキメディアの中核なのですが、概念自体をどう理解するか、いくつかの意見に分かれています。そのためトピックとしてウィキメディアンの皆さんや哲学的な思考が得意あるいは実際の活動をする皆さんや科学者と話し合うのに適しています。午前中いっぱいかけて、基調講演、協議、あるいは個別の発表を計画することも可能ではないでしょうか。(訳註:※中立性 neutrality。)
エキスポ/コミュニティのビレッジ
エキスポ用の広い会場が使えるので、個人が集まってプロジェクトに共同で取り組めるはず
- その対象はそれぞれのプロジェクトの焦点として
- それぞれのコミュニティは実演(デモンストレーション)や討論会(ディスカッション)を開いたり
- 個人の参加者が ライトニングトークを発信できる場を作って、それぞれのローカルのプロジェクト、たとえばインキュベーターで独自のウィキを準備中の WMID(ウィキメディア・インドネシア協会)とか、インドネシア語版のウィキソースのプロジェクトなど紹介する。
- ウィキメディア・コモンズのワークショップを開いて、入門編を写真撮影から編集、アップロードの実演もして、コモンズのアプリの使い方も学んでもらう。
- ウィキウィメン(Wikiwomen) - コンテンツの改善にどう取り組むか、アイデアの詳細を交換
- Affcom※ - 提携団体委員会は承認の要件の解説と、既存の提携団体の紹介をする(※=提携団体委員会 Affiliate Committee)
- グローバルな企画ならウィキラブの WLE(教育)やWLM(美術館博物館)などの関連。
観衆
- 年齢層ごとにプログラムを作る - 「若者対象」にしたとき、面白いかどうかと、(ウィキペディアの)活動を増やすきっかけになるかどうかは両立するか?
- 「一例を挙げるなら - シンガポール執筆者大会2022※では年齢層ごとに複数の対応を用意 - 低年齢(SWF遊び場)、若者(ユース班)、執筆の先駆者、国別フォーカスなど(※=Singapore Writers Festival 2022)」
- ちょうど会期中に「国際青少年の日」(8月12日)が重なるから、記念に併設イベントを設けてはどうでしょう。先行事例として、WikiVibrance(ウィキバイブランス)は2022年のウィキマニアでウィキメディア運動に参加する青少年を紹介して国際青少年の日を記念しました。例えば若手の参加者の活動を見える化するなら、物語形式もしくは画像・映像で革新的なプロジェクトで主催者・共催者あるいは発案者が若手ウィキメディアンの事例を紹介する、特に多様性に立脚して、地元では知っている人がいてもグローバルにはまだ無名のコミュニティながら、世界各地の同様のコミュニティの発展に参考になるところなどはありませんか。
ウィキペディアのトピックやコンテンツを作成
シンガポール関連の記事や分野で改善する対象を見つけると、ウィキマニアに関心を集めるのに役に立つ。
- ロボット技術はシンガポールの素晴らしい、韓国に次いで世界第2位のロボット利用国だから。韓国のマーケットのほうが大きいせいでシンガポールより目立つとしても、こちらでは地下鉄の掃除とかコーヒーを淹れたり、図書館の業務を担当したりしている。ニュースの記事はこちら。国際展示会ワールド・ロボティクス2020、ロボット関係の報告書 Report
- シンガポールらしい用語や社会現象。食べ物文化でも良いし、レストランに入って席を取っておく時にポケットティッシュを置く〈チョッピング〉とか。動画の題材にも良いかも。
- 提案としてはシンガポール国立博物館※への遠足を企画、コンテンツ作成やGLAM(学術機関)プロジェクトの題材を探したり、(訳註:現地が旧植民地であったことから)植民地主義や偏見、支配や権力など暗黙およびあからさまな形態を調査。(※=National Museum of Singapore)
- 世界一周が初めて成功してちょうど500周年で、あれはヨーロッパや南米、東南アジアにいろいろな意味で(まったく異なる要素が)あちこち影響した。これを主題にして編集大会を開いても良いし、異なる視点があるので、それを理解するなど。興味を持った利用者グループが名乗り出たら、共同作業ができるかも。
実験的
- ハッカソン - データ科学や動画製作その他の「何か作る」活動を盛り込んで、包摂性を増やす。データソンや動画チャレンジ、文書化など。
- SNSとかマーケティングとの提携は難しい? SNSのインフルエンサーやコンテンツ作成者に声をかけて、ウィキメディアのコンテンツ関連に挑戦して、投稿をSNSにあげてもらう。お題は例えばウィキペディアの沼(Depths of Wikipedia)とか。
- 「バーチャルな司会進行をトライしても良い。いつもの文書重視型、スライド表示のPowerPointばっかりから目先を変えて、会議のコンテンツをもっとパッと見て面白そうな、簡潔な形にする。」
- 「東南アジアの言語やインドの諸言語も一緒に載せられないかどうか? 同じ地域同士なんだし……」
- ウィキマニアのモバイル版アプリを作り、プログラムや講師、参加者一覧の情報を載せたり、参加者同士のチャット機能、会場内の配置図その他、便利な情報を盛り込む。 Netha Hussain (talk) 13:20, 14 October 2022 (UTC)
コンテスト
- ウィキマニアの各賞の表彰(知識とプロジェクト群への貢献、イベント前の写真ウォーク参加などなど)
- 写真スキャブハント:セルフィーではなくオーフィー(y'allfies)を撮影しに、額縁を持って行って名所を背景に集合写真を撮ってくる活動
- 大学構内から市内へ、スキャブハントに出かけた
- 自然の撮影
- 都市景観の撮影(大丈夫、シンガポールには風景の自由があります。)
- 「会員カード」※式のシステムとして、カンファレンス参加者には参加したセッションごとにスタンプを押して、例えば特定の図形とか全点をクリアすると100名先着で賞品がもらえる。(参加者に人気のセッションに限定)(訳註:※=「会員カード」"Loyalty card"。)
交流
- 飲食物
- シンガポールのSNSインフルエンサーとグルメツアー
- 菜食主義者向けのお店巡り
- フライドチキン
- フィリピンから来た ジョリービー(Jollibee)、ナンバーワンのファストフード店に皆んなで行く
- フライドチキンの食べ比べ/ランキング - アーノルズ(シンガポール)、ケニーロジャーズロースト(マレーシア)、ジョリービー(フィリピン)など。
- 特設会場を作って、皆が持ってきたぬいぐるみとか、ウィキメディアカワイイ同盟(meta:Wikimedia Cuteness Association)の仲間を展示する。 Netha Hussain (talk) 13:21, 14 October 2022 (UTC)
- 文化を紹介したり外国語と交流するのに、部屋分けしても良い。ウィキのプロジェクトあいだでもそういう部屋からなら生まれそう。 -Kurmanbek (talk) 17:54, 14 October 2022 (UTC)
- オンライン参加者との対話を実現したいから、プラットフォームに備わった何らかの通信手段を活用できないか、または可能性として、会場の騒音レベルが低い片隅にオンサイトのデバイスを置き、対話ができるようにする。 前例としてWikiCON 2022(開催地はドイツ、シュトラールズント)では Venueless(ヴェニューレス)を採用して実証済み。どれくらいの利用実績だったかは知らないけど、可能性として開いておくことにはすごく賛成。 --Hogü-456 (talk) 16:26, 22 October 2022 (UTC)
協賛
協賛や後援、組織や施設から招待参加してもらえるか?
- インターネットアーカイブ - いつも厚遇してもらっているので、なにかお返しになるような有意義な企画はない?
- Open Streetmaps(OSM)- オープンストリートマップ財団は現時点で、2023年にグローバルな「State of the Map」カンファレンス開催の予定がないようで(2022年10月時点の発表資料)、何か現地で一緒にできることを提案できるかどうか。ウィキメディア・イタリア協会と非常に緊密に活動しています。
- クリエイティブコモンズ - まとまった人数に向けて、ライセンス関係の研修とか? ウィキバース内のCCの考え方に限定せず、その周辺のこと、たとえば自作の動画を CC ライセンスで Youtube に上げるなど。
ボランティアをする
- ボランティアをした人に、ボランティア参加証明書を発行する
- ICT ルームの担当者を置いて、発表者が効果的にプレゼンできるようにする
- 活動の記録係
- SNSのプラットフォームや利用者グループのボードでウィキマニアの情報を流して知ってもらう
- 現地会場にウェルカム係を配置して、会場内の別棟や部屋とか場所の案内をする
- ポスター発表に使う掲示板を設営して必要な備品を手配。 -Ngostary2k (talk) 00:42, 15 October
渡航と宿泊
- 旅の仲間を探したい参加者向けに、シェアライドのマッチングみたいなシステムを用意する。
- 理想的には航空券とかの予約前が良いけど、後でも使い物にはなる
- ウィキメディアの利用者アカウトとだけで使えると理想的、オプションで情報を書けるようにして
- せっかくこのシステムを使うなら、一緒に過ごす時間を有効に使って、情報交換とか意見を出し合うとか、技能を教わったり教えたりみたいな、そういうのをしなくても相手のことを理解できたら良い
- 宿泊施設を選ぶのにこだわりが少ない人向けに、他の参加者と相部屋/部屋は違うけど同じ宿舎を選べるなどシステムを作る
- 料金が割安になるほか、同じ話題や趣味の人に会えたら理想的
- 参加者であんまり英語は得意じゃない人、それから他の点で補助とか必要な人に、参加者同士で手を貸せると良い
オンライン参加を最良にする
ある人からの提案で、元はFacebookのWikipedia Weekly に載せたコメントを移動しました。ウィキマニアって、私からするとウィキメディア運動がたどってきた創造性や革新性の流れを続けるのに最適だし、オンラインの経験の改善方法を探るのに良い場だと思う。この場から成果として国際的な影響力を強めたり、ウィキメディア運動が先駆者として20年にわたり文化や言語の公平性を呼びかけてきた面で関心を呼ぶはず。オンラインのカンファレンスはこういうふうにベターにできますよと具体的に示して、学術関連とか医療関係にお手本を見せても良いのでは?
Facebook にあるWikipedia Weekly で投稿した意見を加筆修正して転載します。
- 今度のウィキマニアがオンラインでも開くとわかって、すごく嬉しい。参加者は事前にオンラインの「コーヒーテーブル」というおしゃべりタイム – 例えばタイミングはパネル討論会とかセッションの間の30分ほど、事前に司会者と記録係を任命し、あらかじめ公開しておいた質問(パネル討論会やセッション関連)をネタにブレインストームしてはどうか? そういう小さな集まりの日程表とか、グラフィックやデザイン系でお手伝いしますけど? – 参加者同士の人脈作りになると思う。オンラインのカンファレンスでいつも不満が出るのは、参加者同士、ぜんぜん新しい知り合いができない点だから。
- 動画を使うなら、人的交流をもっと有意義でダイナミックにする方法は他にもあります。やはりアイコンタクトがビデオ会議では非常に重視され(2018年の調査により目線を合わせる・外す影響を分析済み)。Zoom(ズーム)の設定方法にガイドラインを作るととても便利。カメラと顔の位置合わせ、かなりレンズに近づいて画面いっぱいに上半身を見せる、ウェブの接続環境をできるだけよくしておくなど。Zoom の便利な点は、相手の名前が画面に出ること。それとチャット機能を有効にすると、その場で気が向いたら個別とか全体とかに発信できる点。
- けっこう手間がかかるし作業量も多いけれど、ネット接続が不安定な国の場合は予約業務をローカルの地域別協会にお願いして、中央図書館のネット利用室などの環境を使ってはどうだろうか。想定は例えばアフリカの都市や、あとはインド亜大陸(ネパール他)。開発途上国からでもウィキメディアンの誰もが参加登録を楽にできるようにしよう!
- 実現するには多言語環境になじみのあるボランティア の助けを借りることになりそうです。各ウィキマニアの主催者を束ねる全体責任者の出番かもしれません。
残念ながらボランティアとしての私の負担はすでにかなり重く、直接の関与ができない状態です。発想の多くは Dr Richard Parncutt(R・パーンカット博士)という友人から教わったもので、先方はオーストリアのグラーツ大学の教職員、いわゆるオンライン版のカンファレンスの先行例を考え出した人物で、実によくできています。) Tony1 (talk) 11:08, 1 December 2022 (UTC)
GDPR改善に使えるチェックリストを増やす、包括性とデータの保守性、著作権とオンラインの匿名性の改善に対応するその他のチェックリスト、ユーザの追跡防止(トラッキング)、デジタル格差の解消など: